2009年10月04日

運動会@午前の部

さて。

妹たちの運動会に向かう死神代行・黒崎一護。

虚が出ない事を祈りつつ。

父の黒崎一心と共に小学校へ向かいます。

「遊子!夏梨!父さんは頑張って応援するぞっ!!」

一心はそう言っていました。

「てめーは走って撮影に必死なんだろうな・・・」

大体の想像はつく。

一護は弁当を持っています。

「なっ・・・!!

 可愛い娘の写真を残すのは当たり前じゃないかっ!!」

「ニュースでもよくやってたけど、

 最近、運動会やらなんやらで、

 親がルールを守らねー輩が多いそうじゃねーか・・・

 頼むからそんな真似だけはすんなよな・・・」

「・・・・・・・・

 いくら俺でもそこまではしねーよ・・
 
 第一それくらいはわかるぞ。」

「ま・・・・

 そうだよな・・」

そんな話をしながら歩いていき、小学校に到着します。



小学校の校門の所まで来ると・・・・

「よしっ!!一護っ!

 父さんは場所とってくるから荷物よろしくな!」

一心はそう言いながら走っていきました。

「オヤジ・・・

 頼むから・・・・・

 目立たないでくれ・・・」

そんなことを言いながら校内に入っていきました。



現在の日本は、少子化のこともあり、在校生も少なく、

結構いい場所がとれました。

「いやー。よかったな。

 一護。」

一心はそう言って敷物を敷いて座っています。

「そうだな・・・」

呆れながらも荷物を置いて、敷物に座る一護。

開会式を待ちます。



運動会の開会式が始まると、全校生徒が出てきて、

一護と一心の前を児童が通っていきます。

遊子と夏梨はどちらも赤組らしい。

「遊子〜♪夏梨〜♪

 父さんはここだよ〜♪」

そう言いながら手を振る、父・一心。

そんな父を無視し、一護を見つけ嬉しそうに手を振る遊子。

そして夏梨は少し照れくさそうに笑顔で右手を軽く挙げた。

その二人に応えるように、小さく手を振る一護。

「最近、娘達が冷たい・・・

 のは・・・

 気のせいだろうか・・・・・」

娘達の反応を見て落ち込んでいる一心。

「いや・・・

 気のせいじゃねーだろ・・

 つーか・・・

 あいつらが高校生くらいになったら・・・

 今のままだと、相手されねーんじゃねーか・・?」

一護は半分冗談、半分本気でそう言った。

「おっと・・・

 忘れるとこだった!!

 写真だっ!

 ビデオだっ!!

 父さんは行って来るぞ!!」

「がんばってこいよ・・」

慌てて駆け出していく一心を見送る一護。

日頃、虚たちばかり相手していて少し疲れているのだろうか・・・

少し、一心に冷たいかな?

とも思ったが、

それを軽く受け止めてくれる父にも安心していた。

妹たちの笑顔も見れてよかった。

やはり、家族の存在って大きいことを、

改めて思い知らされる。

ラジオ体操を始める児童たちの間に居る遊子と夏梨の姿を捉える。

「あいつらも、いつの間にか・・
 
 大きくなったよな・・・」

家族の存在だけで、こんなに幸せに思える。

素晴らしい事だった。



5年生のリレーでは遊子は第一走者、夏梨がアンカーだった。

遊子は女子同士で走って一番でバトンを渡す。

そして・・・

アンカーの夏梨。

他のコースは全て男子なのだが・・・

「ガンバレっ!!

 夏梨っ!!」

一護は無意識のうちに声を出して応援していた。

バトンを受け取った夏梨は・・・

現在3位の順位から、男子達をどんどん追い抜いて行き、

1位にまで上がる。

このゴールで、周りの観客たちからも

「おーーーーー」

というどよめきが起こった。

「さすが・・・・
 
 俺の娘だっ!!!」

撮影から戻ってきた一心が戻ってくる。

「あいつすげーな・・・

 いつの間にあんな早くなったんだよ・・」

妹の成長には本当にびっくりさせられる。



続いての競技では5年生が騎馬戦だった。

遊子も夏梨も上で帽子を取っていく役である。

「よーい!!」

先生が鉄砲を上に上げると児童たちが構える。

パーンっ!!と音が鳴ると、

一斉にスタートする。

女子も男子も入り混じって取り合いしている。

遊子はすぐにとられてしまったが、

夏梨は隙を見て、どんどん帽子を集めていく。

さすがというべきだろうか。

この夏梨の活躍で、赤組の勝利となる。

そして5年生の午前の部が終わり、お昼休憩に入る。



「お疲れ〜♪

 遊子〜夏梨♪

 二人とも頑張っていたじゃないか!!」

一心は本当に嬉しそうな顔をしている。

「このっ・・ヒゲ!!!

 騒ぐなよな・・・・

 本当・・」

「お兄ちゃん来てくれたんだね♪
 
 有難う♪」

夏梨の性格上、こう言うのは分かっていたが・・・・・

遊子は遊子らしいことを言う。

当たり前だが・・・

ふと、一護が校門の方に目をやると見たことのある少年が居た。

Tシャツには・・・

浦原商店と書かれている。

何か大きい紙袋を持ってきているようだ。

「あれは・・・・・

 アイツ・・・

 何してんだ・・?」

一護が指さした先を見ると、

遊子と夏梨は、顔を見合す。



遊子と夏梨は二人で其の少年の所まで駆けていく。

「何してんだ?そんな荷物持って・・」

そう言って話しかける夏梨。

大きな袋を見つめている。

「あ・・・・

 いや・・・・

 その・・・

 女神を・・・あっ・・
 
 なんでもないっ!!!」

ついつい言葉を滑らせそうになる少年。

途中で気付き、真っ赤になって手を振っている。

「ふーん。」

「ねーどうしたの?

 安いお菓子屋さん♪」

遊子が話しかけると・・・

「今日運動会って聞いてたからっ!!

 これっ!!!
 
 差し入れだっ!!!!

 前のストラップのお礼っ!!

 (鉄裁に持っていかれた上・・・

  綿でてたんだけど・・・)

 じゃーーーーーなっ!!!

 が・・・・・・ガンバレヨっ!!!」

遊子の返事も聞かずに、遊子に押し付けるようにして荷物を渡して去っていく少年。

「あ・・・

 お金払ってないけど・・・・」

「・・・・・・・・

 いいんじゃないの?
 
 遊子のために持ってきてたみたいだし。」

「なんでだろうね?

 きっと夏梨ちゃんのことが好きなんだよ♪

 恥ずかしくて渡せないから私に渡してくれてるんだね♪」

「・・・・・・・・・・

 それは・・・

 違うと思うな・・・」

さすがに遊子のこの発想には夏梨も参った。

どう見ても、あの少年は遊子が好きなのに・・・

その遊子は全く気付いていないのだ。




「ただいまー」

二人が家族の元へ戻る。

「なんだ・・・?
 
 そのでっかい袋は・・・」

一心がびっくりしている。

「いつも買う安いお店の子が差し入れだって。

 お金も払ってないのにこんなに沢山もらっちゃった。」

遊子が申し訳なさそうな顔をする。

「あそこは確かに怪しい店だが・・・

 毒は入っていないぜ。

 くれるっつーんならもらっとけよ。」

一護が浦原商店の怪しい店主を思い出す。

言葉には出さなかったが、一心も同じ事を考えていた。

しかし・・・・・・・



内なる一心&一護。

――浦原商店ってこんなことしてて・・・

――つぶれないのか・・・?

――第一、客入ってるのなんか見たことねーぞ・・・?

――どっから収入を得てるんだろう・・・

――浦原(さん)は・・・・?



更に内なる一護。

――つーか・・・

――俺に厳しく感じるのは・・・

――これのツケか・・・?

そんなことを考えていた。



「おっ・・・
 
 そんなことより、早く弁当を食え!!

 時間なくなるぞ?

 遊子、夏梨!!

 父さんが頑張って作ったんだぞ?
 
 このたこ足ウインナー!!

 ほらっ!!

 ちゃんと足8本あるだろ?」

ウインナーを指差す一心。

「ほんとだー。

 お父さんすごいっ!!

 今度コツ教えてね♪」

遊子だけは興味があるようだ。

「ウインナーなんかどーでもいいよ。

 それにしても夏梨。

 おめー、また足早くなったんじゃねーか?」

おにぎりを口にしながら夏梨に聞く一護。

「そりゃー、毎日サッカーの練習してるもん。

 それで鍛えてるんだよ」

ウインナーを見もせずに口に入れる夏梨。

「あぁ・・・・

 父さんの傑作が・・・・
 
 見もせずに・・・

 あぁ・・・・・・・・」

一心は心に500のダメージを受けた!!(オイw

「遊子、夏梨。
  
 午後もがんばれよ!」

一護が笑顔で言うと、

双子は元気にこう応えた。

「うんっ♪」




BLEACH -ブリーチ-_21_190-191.jpg




おしまい。






----------------------あとがき------------------------

運動会(前作)

http://ichimaruginrangiku.seesaa.net/article/129454194.html


運動会@午後の部(かきあがりました♪)

http://ichimaruginrangiku.seesaa.net/article/129765536.html



はい。

午前の部が終わって、

明日午後の部を書く予定です♪

運動会だった皆様w

お疲れ様でしたw

あたしも・・・あれだ・・・・・

仕事よりも疲れるね・・・ウン

結構走り回った・・・・

役員の仕事も頑張った。。。

明日も午後の部を書かせていただきます♪

暖かな黒崎一家をお楽しみいただけたら幸いですw



 
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posted by 翔 at 22:23| 大阪 ☀| Comment(0) | 運動会(黒崎一家) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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